おでかけ
秋祭りの余韻を楽しむ <魚吹八幡神社周辺のおいしい立ち寄りスポット>
秋の訪れとともに地域を彩る「魚吹八幡神社」の秋祭り。
伝統ある祭りの賑わいを楽しんだ後は、周辺の魅力的なスポットを巡ってみませんか。
今回は、網干にある「魚吹八幡神社」と、お参りの際に立ち寄りたいおしゃれなカフェ「カフェ・ド・ムッシュ」、「ご飯とお菓子oeufs(ウッフ)」、そして古い建物を活かした空間「本と酒 鍛冶六」を巡る散策コースを、山陽電車の若手社員がご紹介します!
このオンライン限定記事は、エスコート本誌10月号で特集した「播州秋祭り」の関連企画。
祭りの余韻と秋の心地よい風を感じられる、穏やかな街歩きをお届けします。
魚吹八幡神社
最寄りの駅は「山陽網干駅」です。
ホームから改札口までの間がスロープで繋がっており、バリアフリー化された駅になっています。


魚吹八幡神社は「山陽網干駅」から北東へ徒歩15分ほどです。
兵庫県有形重要文化財に指定されている楼門をくぐります。

風格のある立派な注連柱とご本殿です。
神聖で静かな空気に満ちていて、心が落ち着きます。

古い歴史を持つ魚吹八幡神社は、202年に神功皇后が宇須伎津(うすきつ)に泊まられた際、神様のお告げを受けて一社を建立し、海の神様である玉依比賣命(たまよりひめのみこと)をお祀りし、敷嶋宮(しきしまぐう)と号したことが創建の起源とのこと。
こちらは社務所前に置かれている江戸時代の力持ち・三ノ宮卯之助の像です。
力強い姿は見ているだけで元気が出そう!

お祭りの日の様子の写真はこちら。
楼門の前ですが、ずいぶん雰囲気が違いますね。
熱気が伝わってきます。

活気ある美しいちょうちん祭りもぜひ見たいですね。
カフェ・ド・ムッシュ
次は、近くのカフェに向かいましょう。
魚吹八幡神社の西方向、南北を通る県道27号線を渡って3分ほどのところに、「カフェ・ド・ムッシュ」という、喫茶店があります。
今や姫路の名物として有名なアーモンドトーストですが、2010年にテレビでこちらのお店のメニューとして紹介されたことがきっかけでブームになったそう。
以来、様々なお店でアーモンドトーストが作られるようになりましたが、発祥のお店として訪れる人が絶えません。 姫路市内に2店舗あり、こちらの網干店が最初のお店だとか。
緑に囲まれた可愛い店構えです。

アーモンドトースト以外にもピラフやカレー、焼きそば、グラタン、ホットドックなど本当に数えきれないほど豊富なメニューがあり、いろいろ頼みたくなります。
モーニング、ランチ、セットメニューなど、お客さまのニーズに合わせて展開されています。
「アーモンドトースト」(550円)はセットメニューでもオーダーできるのですが、ここは単品でお願いしました。
思わず「大きいですね~」と言ってしまうほどのボリューム!
いただいてみると、ほどよいやさしい甘さとクラッシュアーモンドの風味、歯ごたえがアクセントになり、なんとも言えない味わいです。


あっという間に完食してしまいました。
そのほか、魚介をふんだんに使った「地中海スパゲッティ」(1,320円)は、あっさり食べやすい味ながらもスープに旨味が凝縮されています。


ドリンク類も充実しているので迷いました。
8種類もあるトロピカルメニューの中から「ガブリエル・バレンシア」(880円)をオーダー。
シトラスティーの中に、オレンジ、レモン、キウイ、シトラスが入っており、爽やかなミントが添えられています。

温かなムードの店内でゆっくり過ごしました。
何度でも来たくなる、素敵な喫茶店でした。

Information
| 住所 | 姫路市網干区津市場791-3 |
| 営業時間 | 7:00~21:30(L.O.21:00) 定休日 年中無休 |
| アクセス | 「山陽網干駅」 徒歩約15分 |
ご飯とお菓子 oeufs(ウッフ)
次はランチと洋菓子が人気のカフェを訪ねます。
県道27号線を南へ。
道中、稲刈りをしている田んぼを見かけました。
農作物が収穫できることへの感謝を捧げる、秋祭りの時期ならでの風景ですね。

こちらが「ご飯とお菓子 oeufs(ウッフ)」です。
木のぬくもりを感じる外観ですね。

ドアを開けると、バターなどお菓子のいい香りが。
店内にはパティシエのオーナーさんが手作りするおいしそうな焼菓子やケーキが、バラエティ豊かに揃っています。


ショーケースには栗や梨など、季節のフルーツを使ったケーキも。

スイーツももちろんですが、ランチメニューも評判の味です。
カフェスペースは入口横の椅子席があり、お店の奥にはお座敷の席があります。

おみやげに焼菓子を買って帰りました。
くるみのクグロフ(350円)は、バターの風味豊かなチョコレート生地と大きめのくるみの歯ごたえが楽しめます。
コーヒーなどももちろん、ワインなどにも合いそう。

よつ葉バターを使ったフロランタン(280円)は、香ばしいアーモンドとさっくりした生地が味わえ、満足感があります。
プレーンのフィナンシェ(216円)は高千穂バターと赤穂の塩を使用。
甘さが控えめで、バターの味が伝わってきます。

こんな可愛いオリジナルのコーヒー缶も販売しています。
こちらもおみやげにぜひ。

Information
| 住所 | 姫路市網干区垣内南町1512 |
| 営業時間 | ランチタイム 11:30~14:00 (L.O.13:30) カフェタイム 14:00~17:00 (L.O.16:30) 定休日 日曜・祝日 |
| アクセス | 「山陽網干駅」 徒歩約5分 |
本と酒 鍛冶六
最後に、山陽網干駅の南側にある「本と酒 鍛冶六」をご紹介します。
明治時代から4代続いた金物店の建物を活かし、シェア型書店や角打ちできる酒屋、隣のレストランのシェフが作るオリジナルパンの販売(毎週土・日曜)、本やお酒に関連したイベントを開催しています。

靴を脱いで店内に入ると、2階までの吹き抜けのある空間に驚きます。
1階にも2階にも本が陳列されています。
新刊書なども扱っていますが、特徴的なのは金物を販売していた棚を書棚として貸し出し、誰でも「書店主」になれるシステム。
棚を借りた店子さん(棚なので「棚子さん」)は自分が読んだ推し本をはじめ、自主制作のZINEなどを陳列し、一棚書店主として棚子自身で値付けをし、販売しています。
それぞれの棚には書店主さんの個性があふれ、時間を忘れて一つずつ見入ってしまいました。

本好きの方にはぜひ訪ねていただきたいお店です。
Information
| 住所 | 姫路市網干区新在家644 |
| 営業時間 | 平 日 10:00~17:30 土日祝 10:00~19:00 |
| アクセス | 「山陽網干駅」 徒歩約10分 |
今回は山陽網干駅の周辺のスポットをご紹介しました。
皆さんもぜひ、散策にでかけてみてくださいね!





