おでかけ
秋祭りの余韻を楽しむ <松原八幡神社周辺のおいしい立ち寄りスポット>
秋の風物詩として知られる「灘のけんか祭り」。
賑やかな祭りを楽しんだ後は、周辺の魅力的なスポットに足を延ばしてみませんか。
秋も深まりつつある頃、「白浜の宮駅」の近辺を歩いてみました。
今回は、おいしい和菓子のお店「宝橘」、海の幸が堪能できる「姫路まえどれ市場」を、山陽電車の若手社員がご案内します!
このオンライン限定記事は、エスコート本誌10月号で特集した「播州秋祭り」の関連企画。
祭りの余韻と秋の心地よい風を感じられる、穏やかな街歩きをお届けします。
白浜の宮駅~松原八幡神社
白浜の宮駅は、「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社の最寄りの駅です。
2階の改札を出ると北側と南側に出口がありますが、どちらもエレベーターがあるので便利です。


改札前には秋祭りの情報が掲げられています。
松原八幡神社は、駅から南西約200mのところあります。

駅の南の広場には「旧中村 屋台新調記念」の石碑が設置されています。
灘のけんか祭りでは、旧中村(白浜)など7つの地域の屋台が練り合わせを行います。
こちらの地域ならではモニュメントですね。

宝橘
さて、私が大好きな和菓子のお店へご案内します!
白浜の宮駅から徒歩約10分の場所にある「宝橘」です。
姫路市内を中心に6店舗もあるので、よくご存じの方も多い老舗の和菓子店です。

店内に入ると様々なお菓子がいっぱい。
伺ったのは秋の初めでしたので、秋の食材を使った和菓子が並んでいましたが、何を買おうか迷ってしまいます。




生菓子、焼菓子など、季節限定のものを合わせて常時30種類、揃えています。
社長の亀田寛明さんにお話を伺いました。
宝橘の創業は1970年。
大阪や京都、名古屋、東京で修業した創業者である先代が、修業先の屋号の一字「橘」をとり、播磨の宝となるようにとの願いを込めて、宝橘と名付けたそうです。

特にこだわっているのは、和菓子店の命とでもいえる餡。
創業以来、自家製の餡づくりを行っています。
豆を煮るところから始まり、いくつもの工程を経て1日かけて餡を作ります。
「小豆の風味を生かした上品な甘みを感じる餡」が持ち味です。
名物の「かりんとう万十」(150円)をいただきました。
奄美徳之島の黒糖を使った生地を蒸し、米油でサクッと揚げているとのこと。
カリッとした食感のあとに、白ごまの入ったこし餡が奥深い味わいです。



こちらは洋風のお菓子として幅広い世代に人気の「銀河旅行」(220円)。

ふんわりとしたやさしい食感の生地(ブッセ)に、コクのあるチーズクリームをサンド。


クリームには細かく刻んだチーズ、フランスのゲランド地方の天日自然塩が使用されています。
どのお菓子も食材に対するこだわりが感じられます。
心温まるお菓子と出合える「宝橘」へぜひどうぞ!
私もまたお訪ねします!

Information
| 住所 | 姫路市白浜町甲792-18 |
| 営業時間 | 9:00~18:00 定休日 元日のみ |
| アクセス | 「白浜の宮駅」 徒歩約10分 |
姫路まえどれ市場
次は、さらに南へ進んで「姫路まえどれ市場」へ行きましょう。
徒歩15分ほどで着きます。
坊勢(ぼうぜ)漁協が播磨灘でとれた魚介類を販売しています。
飲食スペースやバーベキューコーナーもあり、海の幸が堪能できるスポットです。

坊勢島は、姫路から南西約18kmの播磨灘に位置する家島諸島に位置する島です。
漁船の数は約900隻。
漁業がさかんな島として知られています。
広い店内に入ると、水揚げされたばかりの魚介が泳ぐ生け簀がずらり。
購入してそのまま持ち帰るだけではなく、その場でお造りなどに調理してもらえるので便利です。


また、こちらで魚を選び、飲食スペースやバーベキューコーナーでいただくことも可能です。


バーベキューコーナー。テーブル1台90分(2名以上) ※要予約
坊勢漁協の海苔など、海産物の加工品も充実の品揃え。
おいしそうなお惣菜の数々。おみやげにもぴったり!



飲食スペースは約100席とゆったり。
入口横の券売機で食券を購入し、カウンターで注文するセルフスタイルです。


今回いただいたのは通年メニューの「海鮮丼」(1,650円)。
汁物、それからセルフサービスの香の物が付いています。
新鮮なマグロ、イクラ、ハモ、エビなどがたっぷり!
ほどよい酸っぱさの酢飯とよく合います。

こちらは「鯛そうめん」(680円)。
セットメニューの一品だったのが、好評のため単品メニューとして登場したとのこと。

定番メニュー以外にも旬のお魚を使ったメニューが揃っています。
秋からは坊勢で養殖している「ぼうぜ鯖」が味わえます。
臭みがなく、ほどよい脂のりのサバは絶品です。
海の幸を堪能できる「姫路まえどれ市場」。
山陽電車に乗って訪ねてみてください!

Information
| 住所 | 姫路市白浜町字万代新開甲912-18 |
| 営業時間 | 平日 10:00〜15:00 土曜・祝日 9:00〜16:00 日曜 7:30〜16:00 ※食堂コーナー 平日 11:00~14:30(L.O.14:00) 土曜・日曜・祝 11:00~15:00(LO. 14:30) 活魚・鮮魚調理の最終受付は閉店30分前 定休日 毎週水曜、第2、4火曜 |
| アクセス | 「白浜の宮駅」 徒歩約20分 |





