山陽明石駅前の商業施設「パピオスあかし」1階にある「ディープマハル明石駅前店」は、ネパール出身のガイレ ビム プラサドさんが営むインド・ネパール料理店。
ガイレさんはネパールから2008年に来日し、大阪などを経て明石へ移った。2010年に明石市内で店を開き、現在はパピオスあかし内の店舗で営業している。お店では、現地ネパールで修業を積んだスタッフたちがキッチンに立つ。一歩店内に足を踏み入れると、スパイシーな香りが店内を包む。

メニューには、カレーだけでも20種類以上。チキン、キーマ、野菜、シーフードなど、好みに合わせて選べる。カレーには約30種類のスパイスを使用。クミン、コリアンダー、シナモン、レッドペッパーなどを組み合わせ、玉ネギやトマト、カシューナッツとともにじっくり仕込む。ルウ作りには3〜4時間ほどかかるという。スパイスは、インドから輸入されたものを使っているがスパイスだけに頼るのではなく、野菜やナッツのうまみを生かすのも特徴。トマトの香りが立ち、スパイスの奥にまろやかさが広がる。
「スパイスの香りと味を楽しんでほしい。カレーを食べて元気になってもらえたら」とガイレさん。

もう一つ、カレーと並ぶ主役級のメニューがナン。店内の大きな窯(タンドール)で、1枚ずつ手で成形し、焼き上げる。焼きたてのナンは表面が香ばしく、中はもっちりとしている。9種類もあり、定番のプレーンのほか、バター、ハチミツ、セサミ、チーズなど。
インドやネパールのお客さまにもよく選ばれるという、オニオンナンやガーリックナンもおすすめ。現地の味が楽しめる。


明石ならではのメニューもスタンバイ。「明石タコチャット」(980円)は、タコと野菜を合わせ、チャットマサラで味付けした一品だ。インドの香辛料で、少し辛く、酸味や塩味のある刺激的な味わいが特徴。「明石タイティッカ」(1,320円)も人気の一品。明石のタイをスパイスで味付けし、串に刺して窯で焼く。魚に合わせてスパイスを変え、身は柔らかく、魚本来のうまみを残すように仕上げている。一度食べたお客さまが、次も注文することが多いという。
ガイレさんは「明石といえばタコやタイ。明石の食材を使った料理も楽しんでほしい」と話す。
ガイレさんにとって明石は、お店を続けてきた場所であり、暮らしの拠点でもある第二の故郷。故郷ネパールと明石が交わり重ねてきた経験が創り出す一皿を味わいに訪れてみては。

2026年7月10日(金)現在の情報です。
お店の方からのメッセージ
たくさんのスパイスを使ったカレーと焼きたてナンを、ぜひ味わってください。明石のタコやタイを使った料理もありますので、ご家族やお友達と一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。

ライターから一言
ガイレさんは、「カレーは、薬膳に用いられるスパイスを豊富に使った料理で、体が元気になるんです」と語る。確かに夏の暑い時期にカレーを食べれば元気になるのは、スパイスの効能なのかもしれない。