1万種以上の世界のお酒と
選りすぐりの食材を組み合わせて
<酒のMuseumミュージアム Barバー GENゲン

店主の近藤昌宏さんはお酒と関わるようになって30年以上。20歳の時に東京の老舗バーでバーテンダーとしてキャリアをスタートした。焼酎ブームの到来とともに、当時日本一のラインアップで知られた西麻布の焼酎バー「EN-ICHI」で修業を重ねた。その店名から「EN」を受け継ぎ、原点に戻るという意味を込めて「GEN」と名付けた焼酎バーを渋谷にオープン。質を追求した品揃えは評判を呼び、多くの客でにぎわった。

屋外にもテーブル席がある
思わず手に取りたくなる可愛いラベルのお酒も

2015年に高砂へ移転、築100年の映画館を改装して焼酎専門店をオープン。さらに、2025年に出身地の播磨町へ移転した。

「本日の品揃え」として焼酎8,512種、梅酒2,034種をはじめとしたスピリッツ、日本酒、ウイスキー、ワイン、ビールなども加わって12,000種以上が揃っていた。その種類と数量の多さに驚かされる。「お客さんが興味を持ちそうなもの、特殊なもの、手に入らないもの、同じ銘柄でも限定品をと集めているうち、こんなコレクションになりました。ここに来たら、珍しいものが飲めるということをステイタスにしたい」と近藤さんは話す。

立ち飲みスペース
バースペース

営業は金曜、土曜の週2日のみ。店内入ってすぐの立ち飲みスペースはノーチャージ、ノータックスで現金先払い。厳選された200種類のお酒とおつまみが楽しめる。
奥はバースペースで、靴を脱いで上がるスタイル。カウンター、ソファ、座敷が設けられ、シートチャージ330円。壁際に天井近くまでぎっしりと並ぶすべてのお酒から選べて、カクテルも充実した本格的なバーとなっている。

フードは「地元兵庫の食材が主役のメニュー」「本日の盛り合わせメニュー」など約75種。昔ながらの伝統製法でつくる播磨町の佐伯蒟蒻の商品や南淡路の農家直送の玉ねぎなど、おいしい食材に出合うたびメニューを加えていくうちに、バラエティに富んだメニューが増えていったそう。

「世界のウイスキー飲み比べ(3種)」(2,200円)

まずは「世界のウイスキー飲み比べ(3種)」をオーダーし、近藤さんに珍しい組み合わせを選んでいただいた。
左のスペイン産「NOMAD OUTLAND WHISKEY」は手造りの少量生産で、スコットランドで蒸留、熟成、ブレンドした原酒を、スペインでシェリー樽に詰めてさらに熟成させている。口当たりはなめらかで、芳醇な甘味とシェリー樽がもたらすほのかな香り、スパイス感が続く。
ペルー産「DON MICHAEL  BLACK WHISKEY」は珍しい紫トウモロコシと小麦で醸造。まずは強烈な飲み口で、甘い香りがスモーキーに変わり、まろやかになっていく。バーボンとも違う、ウイスキーとも違う独特の味わい。
オーストラリア産「STARWARD NOVA」は100%オーストラリア産モルトを使用し、赤ワイン樽で熟成したシングルモルト。フルーティーな甘酸っぱさ、ドライな味わいとスパイシーさが広がり、みずみずしい風味が楽しめる。

「ジャーキー盛り合わせ」(880円)

ウイスキーに合わせたのは砂肝、数の子、牛タンの「ジャーキー盛り合わせ」。味わい深い旨みが、ウイスキーが持つ芳醇な余韻を豊かに彩る。

「チャイナブルー」(880円)「自家製生ドライフルーツの3種盛」(990円)

おすすめのカクテルは「チャイナブルー」。ライチリキュールとブルーキュラソー、グレープフルーツジュース、トニックウォーターを軽くステア。
ライチリキュールといえば国内では一般的に「DITA」が使われるが、今回はヨーロッパ向けの「SOHO」を使用。名称の異なるこの2つのお酒、実は中身は全く同じものだそう。このあたりに近藤さんのこだわりと遊び心が覗く。

おつまみは「自家製生ドライフルーツの3種盛」。パイナップル、オレンジ、春の時期に店頭に並ぶレッドキウイ。それぞれの色味がカクテルのブルーに映え、甘みと酸味が織りなす、すっきりとした後味が魅力。

「淡路産玉ねぎまるごとオニオンステーキ」(660円)
「和歌山おでんのヘルシーこんにゃく三昧5品盛」(880円)

地元兵庫の食材が主役のメニューの中で人気なのは「淡路産玉ねぎまるごとオニオンステーキ」。淡路玉ねぎの甘みが堪能できる一品。
「和歌山おでんのヘルシーこんにゃく三昧5品盛」もおすすめ。かつて梅酒に携わった際に出会った和歌山の梅の生産者と一緒に、梅酢を活用して考案した「和歌山おでん」と新作に挑戦し続ける佐伯蒟蒻の商品を組み合わせた。おでんといえば寒い時期のイメージだが、ダシに梅の酸味が生きて、暑い日にもさっぱりと食べられる。

お客さまは年齢や性別に関係なく、お酒が本当に好きな人が訪れる。17時ごろから近所の人や常連さん、3時ごろから朝まで飲む猛者もいるという。
このお店では好みのお酒と料理を、ゆっくり、じっくり堪能したい。

7月31日(金)現在の情報です。

エスコート編集部
エスコート編集部

ライターから一言

「和歌山おでんのヘルシーこんにゃく」は嬉しい発見でした。ヒラヒラ、丸、糸コンなど、こんにゃくの形が変われば食感も出汁の絡み方もガラリと変わり、一口ごとに新しい美味しさに出会えます。

限定品や珍しいお酒も入っています。お酒とおつまみをゆっくりと、お好みのスペースで楽しんでください。迷っているときは気軽にお声掛けください。

店主の近藤昌宏さん

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