おでかけ

QR1dayチケットを使って山陽沿線を巡ってみました!

山陽電車では、2025年4月1日から「スルッと QRtto」を活用した新たな乗車サービスによる企画乗車券を発売しています。
これがとっても便利。しかも磁気券よりもお得!

今回は、若手社員が実際に使ってみた様子をリポートします。
あわせて沿線のスポットもご紹介しますね。

まずは同期社員と山陽明石駅で待ち合わせ。
改札近くにあるマネケンからいい香りがします。

山陽明石駅
QR1dayチケットの広告もいろんなところで見つけました

早速、QR1dayチケットを購入。
今回は「三宮・姫路 QR1day チケット」を活用し、山陽沿線を東へ西へと移動する予定です。
「スルッと QRtto」のサイトにアクセスし、会員登録をしてから購入します。

QR1dayチケットのご購入はコチラから

乗車券の購入から乗車までがスマートフォン一つで可能です。スムーズに買えました

「三宮・姫路 QR1day チケット」は1,560円(2025年7月現在)。
磁気券よりも140円お得です。
山陽姫路駅~阪神・阪急神戸三宮駅・湊川駅の間が乗り降り自由。

しかもこのたび、神戸市営地下鉄の新神戸駅~三宮駅も加わり、神戸方面へのおでかけがより便利になりました。

QR1dayチケットは購入したチケットを他の人に分配できるので、それぞれが購入手続きをしなくてもOKです。
1人が買って、同行者にLINEなどでチケットを送ることができます。

乗車券をスマートフォンに表示し、対応改札機の読取部にかざすことで乗車できます。

まず、目指したのは八家(やか)駅。
このあたりは八家地区、「灘のけんか祭り」の氏子・旧七ヶ村のうちの一つです。
昨年撮った秋祭りの画像があるので、ご紹介しますね。
「八」の文字が見えますでしょうか。
迫力がありますね。「ヨーイヤサー!」の声が聞こえてきそう…

祭りのないときの八家は、とても静かな街です。
八家川沿いをのんびり歩いていきましょう。

目指すは名所「小赤壁(しょうせきへき)」!
八家駅から2kmくらいのところにあります。

カーブした川の先に見える、緑のこんもりした山を目指して

西側の参道から神社の鳥居をくぐり、木庭山へと登っていきます。
山頂の展望台や木庭神社を目指します。

木庭山は標高61m。
桜やノジギクの名所としても知られています。
山の中には6世紀頃のものといわれる木庭山古墳があり、石室や刀剣や勾玉などの副葬品も発見されているとか。

木々の緑が心を癒してくれます

たどり着いた小赤壁展望台からは、播磨灘の絶景が見渡せます。
木庭山を含め、周辺の山々の南側が絶壁になっており、瀬戸内では珍しい奇岩が見られます。
海側から見たこの風景が中国の三国志の舞台となった赤壁に似ていることから、江戸時代の歴史家・漢詩人の頼山陽が「小赤壁」と名付けたといわれています。

あいにくのお天気だったのが残念…

以前、晴れた日に撮った風景がありますので、こちらもご覧ください。
青い海が広がっています!
かつて、このあたりの港は海路の要所だったとか。

先ほどご紹介した木庭山古墳の画像もこの時に撮影していました。

形は円墳。明治30年に発掘されたとのこと

さて、展望台でのんびりしたあと、次なる目的地へ。
(居心地のよい場所なので、少しのんびりし過ぎたかも。これが後になって影響するとは…)

実は、滝の茶屋駅や舞子公園駅からオーシャンビューの絶景を撮影したかったのですが、曇りがちのお天気のため、予定を変更。
前からじっくり見てみたかった、「五色塚古墳」に行くことにしました。

QR1dayチケットだと、乗り放題区間内であれば気軽に予定変更できますね!

五色塚古墳は、霞ヶ丘駅から徒歩約10分のところにあります。
周囲は閑静な住宅街に、唐突に古墳が現れます。

五色塚古墳は、4世紀後半に造られたとされる兵庫県下最大の前方後円墳です。
全長約194メートル、築造当時の姿を再現した、全国的にも貴重な古墳です。
歩道が整備されているので、古墳の上まで登ることができ、明石海峡大橋や淡路島が見渡せます。
入園は9:00~17:00、入園無料なのが嬉しい!

埴輪のレプリカがずらりと並んでいます

古墳の南側を山陽電車が走っています。
明石海峡大橋と一緒に電車が撮影できるフォトスポットでもありますね。

ここでもゆっくり過ごしました。
さて、最後に目指すは須磨浦公園駅です。

まずは、山へ!
須磨浦公園駅の改札を出て、すぐのところに須磨浦ロープウェイの乗り場があります。
さあ、山へでかけましょう。

ロープウェイの白いゴンドラは「うみひこ」、赤いゴンドラは「やまひこ」の呼び名で親しまれています

続いて、須磨浦山上遊園の名物・カーレーターへ。
ガタガタゴトゴトの揺れ&乗り心地が味わい深い…。

なかなかの急こう配です。窓の外の風景が斜めに見えます

カーレーターを降り、回転展望閣3階の喫茶「コスモス」でひと休み。
さわやかなクリームソーダをいただきました。
文字通り、床が回るので座ったまま、360度のパノラマビューが楽しめます。

クリームソーダのほか、神戸産米粉入りのパンケーキもおすすめ

さて、まだまだ上へ。
鉢伏山と旗振山を結ぶ観光リフトに乗りました。
秒速1メートルのゆっくりとした速度で進んでいくので、3歳以上のお子さまなら一人で乗れる安心仕様です。

山の次は海へ、SUMAてらす&須磨海づり公園へ。
山と海で遊べるのが、須磨エリアの素晴らしいところです。
SUMAてらすでは、スイーツや海鮮グルメが味わえます。

SUMAてらすのランドマーク。記念写真はここで

ただ、山陽沿線を満喫し、ここにたどり着いた我々には、釣りをする時間は残されていなかった…。
掲示されている「本日の釣りポイント」を残念そうに見つめる…。

「今日はマダイもカレイもタコもチヌも釣れたのか…」と未練とともにつぶやく

乗り放題のQR1dayチケットを使う際には、ある程度の時間配分が必要だと思い知りました。
楽しくて、遊びすぎには注意ですね。

ともあれ、沿線を大移動しつつ、楽しく過ごしました。
皆さんもぜひ1日たっぷり、活用してくださいね。

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