「まんまるカフェ」は、さまざまな国の料理が楽しめるインターナショナルなスペース。
日本語の学習支援や国際理解に取り組むNPO法人多文化センター「まんまるあかし」が活動の一環として2024年8月にオープンした。外国人シェフが交替でキッチンに立つ。


現在はフィリピンや台湾、ベトナムなど5カ国5人のシェフが自国の料理を日替わりランチとして提供している。旬の素材やその時期に合う料理をAセット(1,000円)とBセット(1,500円)の2種類で用意している。


取材日のシェフは、南インド出身のヴィシュワナタン・アルナさん。夫の仕事の都合で2025年4月に来日。日本ではインド料理といえば北インドのものが多いが、米、豆類、ココナツを中心に野菜や発酵食品を多く使う南インドの料理も知ってほしいと腕を振るう。アルナさんが8月に提供する予定のメニューには、暑さに負けない工夫がちりばめられている。

(手前から左に)マンゴーライス、ヨーグルトライス、パヤサン、マンゴー、ベジタブルサブジ
「辛さ」と「甘さ」が味わえるAセットはライスと副菜、デザートの5品。マンゴーライスは、マンゴーをすりおろしてチャナダやカレーリーブスなどのスパイスと合わせ、フライパンでご飯と炒める。その隣にはヨーグルトライス。ご飯にヨーグルトマスタードシーズ、温めた牛乳を加え、仕上げにグリーンチリを添えて。不思議な組み合わせに思えるがスッキリとした味わい。南インドの夏の定番で、子どもたちにも人気があるそう。旬の野菜をココナツとスパイスで炒めたベジタリアンサブジも。

(奥から右に)パパド、カンブクール、マンゴーピクルス、マンゴーライス、パヤサン、グリーンチリ、(中)玉ねぎ
Bセットは7品。メインはカンブクール。パールミエットという雑穀をおかゆ状にしてヨーグルトと塩をプラス。お好みで玉ねぎやグリーンチリを加えていただく。食欲がなくてもスルスルと胃におさまるやさしい味わい。
デザートは、南インドのお祭りやパーティで必ず出るというパヤサン。ココナツミルクにセモリナ粉のパスタ、ナッツが入ったミルク粥のようなスイーツで、食事の締めくくりにぴったり。


「家族のために作っていた料理を日本の人に食べてもらえるのがうれしい」とアルナさん。NPO理事長の久保美和さんは「料理を通して国際理解、多文化共生が広がれば」と話す。食べたことのない料理や見たことのない食材を前に外国人シェフたちとおしゃべりできるのは楽しい。ひとときの旅気分を味わいに行こう。
2026年7月10日(金)現在の情報です。
お店の方からのメッセージ
レストランのような料理ではなく、その国の家庭で食べている料理を提供しています。気軽に食べに来てください。


ライターから一言
オープンキッチンでシェフが調理をする様子が見えるのも楽しみの一つ。英語ができなくても大丈夫です。日替わりの世界旅行を楽しんでください。