ようやく気軽に外出できるようになって、戻ってきた“いつもの”お正月。
初詣で可愛い縁起物にときめいたり、おいしい和菓子に思わず笑みがこぼれたり。
山陽電車で神社や和菓子店に足を運んで、華やかなお正月を楽しみませんか。

湊川神社〜心配りが嬉しい縁起物の数々〜

智・仁・勇を兼ね備えた南北朝時代の武将、楠木正成公を祀る『湊川神社』。

地元では「楠公なんこうさん」の愛称で知られ、正成公にちなんだお守りやお花をモチーフにした愛らしい縁起物が並ぶ。

特にしあわせ守は「花束をもらった時のような幸せを届けたい」と巫女さんが考案したもので、心ときめくピンクのグラデーションが素敵。

高砂神社〜大きなご利益を結ぶ小さなお守り〜

1つの根から雌株・雄株の2本の松が生える「相生の松」が有名な、縁結びの社『高砂神社』。

紅白の紐で結んだ2つの小瓶の雛守は、片方に小判と米、もう片方に簪かんざしを封入した恋守り。

千代紙に包まれた引きよせ糸みくじは、赤は恋愛、緑は健康など糸の色でご利益が異なる。小ぶりなので財布などに入れて持ち運びやすい。

藤江屋分大ぶんだい〜並べて食べたい紅白の品〜

文政元年（1818年）から続く老舗の和菓子店『藤江屋分大』。

慶祝品としても人気の「紅白めで鯛もなか」は、一口食べるともち米の皮が口の中でしゅわっと溶ける、やさしい口当たり。

また北海道十勝産の小豆を使ったこしあんが、はみ出るほどたっぷり入っていて、上からのぞくと、人が笑った表情に見えることから「笑いもなか」とも呼ばれている。

江戸屋 本店〜美しい色合いの大福〜

本わらび餅の名店だが、実はフルーツ大福にもこだわっている『江戸屋 本店』。

熊本産さがほのかを使用したいちご大福や、白あんと羽二重餅で果実を丸ごと包んだみかん大福は、あんのコクとフルーツの甘酸っぱさが相性抜群。

和洋の組み合わせと、とろりとした絶妙な食感が特徴的な元祖ぷりん大福もおすすめ。