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個性豊かな見どころ満載!はじめての山陽沿線秋祭り

今年も秋祭りの季節がやってきました。
播磨地域一帯の秋季例大祭を総称して、「播州秋祭り」と呼ばれています。
屋台の大きさや太鼓の音色、掛け声など、地域ごとの特長を紹介します。

秋祭り用語

【屋台】
神輿型や布団型など地域によって異なる型の屋根が付いたもの

【練り合わせ】
接近した屋台同士が力強さを比べること

紙手棒しでぼう
色和紙を竹先に付け、屋台を先導する棒

宵宮よいみや
本宮の前日に行われるお祭りのこと

本宮ほんみや
最も重要な神事が行われるお祭りのこと

秋季例大祭 灘のけんか祭り(兵庫県指定重要無形民俗文化財)

10月14日(月・祝)・15日(火)
※14日(月・祝)は雨天決行予定。15日(火)は荒天等で中止の場合は16日(水)に順延

町が栄えることを願う「ヨーイヤサー!」の掛け声が勇ましく響き渡る

松原八幡神社(「白浜の宮駅」徒歩約3分)

姫路市白浜町で行われる「灘のけんか祭り」は、全国に数あるけんか祭りの中でもトップクラスの規模を誇る。神輿練りや勇壮豪華な屋台練りが人気を博し、日本の祭りの代名詞の一つとなっている。

屋台をじっくり見たいなら、15日(火)に御旅山山頂へ登る道中がおすすめ。

「神様に近づくように」高々と差し上げられる屋台は迫力満点

宵宮|14日(月・祝)11:00~14:00ごろ

松原八幡神社の氏子地域である、旧7ヶ村の屋台が宮入。子どもたちが獅子檀尻を引く地域も。

本宮|15日(火)

9:00〜13:30ごろ/屋台の宮入と今年の練り番である宇佐崎の神輿合わせ
13:30ごろ〜/御旅山広畠で、神輿合わせと屋台の練り合わせ

同日開催
5:00ごろ〜/露払いの儀(松原八幡神社拝殿前)
6:00ごろ〜/潮かきの儀(白浜海岸辺り)
13:00ごろ〜/潮かきの儀(松原八幡神社拝殿前〜楼門前鳥居)

けんか祭りの開催に合わせて「白浜の宮駅」に直通特急が停車します

10月14日(月・祝)7:36~20:25、15日(火)7:03~20:32
※14日(月・祝)は天候に関わらず臨時停車します
※15日(火)の祭りが順延の場合、臨時停車も16日(水)に順延

問い合わせ
・鉄道営業部営業課 ☎︎078-940-5112(8:30~17:30 土・日・祝除く)
・山陽電車ご案内センター(明石)☎︎078-913-2880(8:30~20:00 年中無休)

毛獅子舞(兵庫県指定重要無形民俗文化財)

10月14日(月・祝)・15日(火)

全国の獅子舞の中でも珍しい、馬の毛を植え付けた毛獅子

大塩天満宮(「大塩駅」徒歩約3分)

鎌倉時代から続くとされている「毛獅子舞」。中でも、数人が組み獅子頭を高く差し上げる道中舞や、太鼓と笛の音色に合わせた神前での地舞は県下随一。

力強い屋台の練り合わせとともに、毛獅子8頭による荒々しい舞いで観客を魅了する。

宵宮|14日(月・祝)

13:00ごろ〜/本門前広場で、屋台の練り合わせ
19:00〜21:00/夜の獅子舞の奉納と、太鼓と笛の音に合わせて毛獅子が舞う「道中舞」

本宮|15日(火)

11:00~/屋台宮入
14:00〜17:00ごろ/獅子舞の奉納と毛獅子の道中舞
18:00〜21:20/練り合わせ

飾磨祭り

10月8日(火)・9日(水)

飾磨祭りとは?

浜の宮天満宮と恵美酒宮天満神社の秋祭りの総称。
「姫路市指定重要無形民俗文化財」にも認定されている。

浜の宮天満宮(「飾磨駅」徒歩約15分)

「チョー」の掛け声で練り子が手で屋台を差し上げ、「サーイーテーバ・チョーサ」で台場の下から屋台を高く差し上げる台場“差し”。

24人が息の合った台場差しを披露する。

恵美酒宮えびすのみや天満神社(「飾磨駅」徒歩約10分)

2つの神社による練り子を見比べると面白さも倍増!

恵美酒宮天満神社では2地区ずつ練り歩いて登場した後、台場の下にもぐり肩で担ぐ台場“練り”が行われる。

約2トンの屋台とカラフルな紙手棒は祭りを華やかに演出する。

宵宮|8日(火)

13:00~/一番屋台宮入

本宮|9日(水)

10:30~/飾磨駅北に全町が集結
16:30~/浜崎練り合わせ

住吉神社秋祭り

10月26日(土)・27日(日)

各村の法被を着た人々が、力強く布団太鼓を担ぐ

魚住 住吉神社(「山陽魚住駅」徒歩約7分)

各地域での布団太鼓巡行からはじまり、本宮では4台の布団太鼓の宮入り、練り合わせが行われる。

境内に入ると「マーカセマカセ!」という掛け声とともに担ぎ上げられ、乗り子と呼ばれる子どもたちが太鼓を叩く。

出店も多く、たくさんの人でにぎわう。

秋季例大祭 曽根の秋祭り

10月13日(日)・14日(月・祝)

曽根天満宮(「山陽曽根駅」徒歩約5分)

華やかな色の「反り屋根型布団屋台」の豪快な練り合わせや、裾の長い狩衣をまとい花笠を被った子どもを馬や肩車に乗せる一ツ物神事が見もの。

屋台に布団を乗せた理由は「神様が道中休めるように」などさまざまな説がある。

曽根天満宮の一ツ物

10mを超える青竹を地面に打ち付ける「竹割」などで盛り上がる!

秋季例祭 [ちょうちん祭り](兵庫県指定重要無形民俗文化財)

10月21日(月)・22日(火)

魚吹八幡うすきはちまん神社(「山陽網干駅」徒歩約15分)

年に一度の神様の御旅で、地域の安寧と平安を祈る祭り。ちょうちん祭りとも呼ばれ、高張り提灯を打ち合う提灯練りが有名。

神輿3基、屋台18台、檀尻4台の練り出し、獅子舞など見どころ多数。

神輿渡御(とぎょ)は「御旅提灯」が闇夜を照らす

宵宮|21日(月)

威勢の良い掛け声とともに行われる提灯練り

昼宮|22日(火) 

御旅所にて屋台練り。
「チョーサ!」の掛け声で屋台が差し上げられる。
檀尻の奉納演芸後、屋台、神輿、檀尻の順で還御かんぎょとなる

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