おでかけ

山陽電車に乗って商店街へ行こう! ~垂水・明石で雑貨・グルメを探す旅~

商店街の散策は楽しいものです。
専門店ならではの品揃え、買い物を通して温かなふれあいができるのも嬉しい。
そんな山陽電車沿線の魅力あふれる商店街を、今回は山陽電車の若手社員がご紹介します!

【目次】
1.Gallery器 みと <垂水>
2.No123 マフィンとカヌレも <明石>

Gallery器 みと

まずは山陽垂水駅で降りて、駅前の商店街を目指しましょう!

6000系が走っていました

垂水の駅前は再開発で新しく生まれ変わりつつあります。
2025年9月末には「垂水図書館」がリニューアルオープン。
新たな垂水の顔ですね。

さて、垂水には商店街がいくつかありますが、このたびは「垂水センター街」の中にある「Gallery器 みと」をご紹介します!

東西にまっすぐ延びている商店街です
八百屋さんなど活気あふれる雰囲気

地元で愛される喫茶店「ブラジル」も。
こちらのレトロで落ち着いた雰囲気、香り高いコーヒーは私のお気に入り。

商店街の真ん中あたりに「Gallery器 みと」があります。
落ち着いた佇まいのお店です。

お庭があるエントランス

レースのカーテンに心がときめきます

階段を上がって店内に入ると、オーナーの小坂さんと店長の常深さんが迎えてくれました。

笑顔が素敵な小坂さん(左)と常深さん(右)

こちらのお店は2016年にオープン。
アンティーク家具が配置された店内に、小坂さんが選んだ陶器や磁器、漆器、工芸品が並んでいます。
いずれも作家さんの個性が感じられるものばかり。
「和食器のある暮らし」をコンセプトに、京都、丹波、信楽など、各産地を実際に訪ねて仕入れています。

店舗は83㎡とゆったり

温かみのあるコーヒーカップの数々

商店街の中にお店を開いた理由をお尋ねすると、小坂さんは「もともと私は垂水で生まれ育ったんです。通学路が商店街の中だったので、この辺りには子どもの頃から親しみがありました。商店街の皆さんが気軽に声をかけてくれたり、見守ってくださったり…。そんな環境で子ども時代を過ごしました。この場所に出会ったのもよいご縁だと思い、お店を開きました。地域の皆さんが集う場所になると嬉しいですね」と話してくださりました。
「垂水の作家さんの作品もありますよ」と見せていただいたのは、“金魚絵師”岩田明久さんの作品です。

生き生きと泳ぐ金魚に目が引き付けられます
石に描かれたユニークな作品

テーブルコーディネートや食器づかいの参考になる店内です。じっくり見て回りたい!

良心的な価格で提供されています
丁寧に作られた和柄のお箸も豊富

店内をレンタルスペースとしても貸し出しており、アートの作品展等に活用されています。
アップライトピアノも完備しているので、クラシックやジャズなどのミニコンサートが行われることも。

音楽にちなんだ食器も扱っています。
インテリアとしても飾れそう。

「商店街もお店が入れ替わったり、新しいお店ができたり、少しずつ変わっていきますが、地域にとって大切なものだと思います」という小坂さんのお話を伺って、あらためて商店街のよさを認識しました。
店内にはカフェスペースもあり、サイフォンで淹れたコーヒーもいただけます。
心安らぐ空間へ、ぜひどうぞ。

Information

住所神戸市垂水区陸ノ町2-2
営業時間10:00~18:00
定休日 木曜
アクセス「山陽垂水駅」 徒歩約3分

お問い合わせ

Gallery器 みと

https://utsuwa-mito.com/

No123 マフィンとカヌレも

再び山陽電車に乗って、今度は明石へ。

山陽明石駅から南へ6分ほど歩くと、魚の棚(うおんたな)商店街があります。
約400年の歴史を持つという商店街です。
観光名所としてもよく知られていますね。

「パピオスあかし」から国道2号線に架かる2階デッキを通って、直接魚の棚商店街へ行くこともできます。
エレベーターもあるので便利です。
降りたところの入り口はこちらです。

明石の名物・タコとタイが迎えてくれます

立派なアーケードのある商店街です。

明石の海で揚がった新鮮な魚介や名産が揃っています!

商店街の事務所前には、こんな楽しい顔出しパネルも。

あちこちにいるタコを探して歩くのも楽しい。

こちらはフォトスポットにも

そうそう、魚の棚商店街のマスコットもどこかにいるはず。
見つけたいですね!

「タイちぃ」と「タコてぃ」
「たこ8」

商店街の東西の通りから少し南に入ったところに、可愛いお店を見つけました!
「No123 マフィンとカヌレも」は、古民家をリノベーションしたマフィンとカヌレ専門の焼き菓子店です。

123(ひゃくにじゅうさん)と読むそうです

オーナーの尾上さんはもともとケーキやパンを焼くのが好きで、教室の講師もしていたそう。
いつかお店を持ちたいと思っていたところ、出身地である明石でよい場所と出会い、すぐに出店を決めたとか。
今年でオープンして14年目です。

雰囲気のある素敵なお店です

おいしそうなカヌレとマフィンが並んでいます。

「商店街の皆さんが本当に温かく応援してくださって、ありがたく思っています」と話す尾上さん。
オープンした当初は遠方の百貨店などの催事に積極的に出ていたそうです。
「シンガポールまで行ったこともあるんですよ。でも、やはり地域密着の方が自分らしいかなと思うようになりました」
安心して食べられるように、保存料や添加物を一切使わず、厳選した牛乳やバターを使用。
カヌレはいろいろなフレーバーを味わってほしいので、あえてミニサイズに焼き上げています。
甘さ・洋酒も控えめです。
誰でも食べやすいように、ねっとりし過ぎない食感にもこだわっています。

カヌレは1個170円。プレーン、チョコ、抹茶、オレンジ、クランベリーなど。
有料ですが、専用のボックスもあり、プレゼントにもぴったりです。

マフィンは食べ応えのあるアメリカンサイズです。
バナナチョコ(右)や抹茶オレオ(左)、各390円。
手前はグルテンフリーのおからマフィン300円。
ふわふわした食感のやさしい味わいです。

カヌレ、マフィンともに尾上さんの丁寧な仕事が伝わってきました。
リピーターとしてまた伺いたいです。

Information

住所明石市本町1-4-15
営業時間10:00~17:00
定休日 木曜
アクセス「山陽明石駅」 徒歩約5分

お問い合わせ

No123 マフィンとカヌレも

https://muffinno123.base.shop/

今回は、商店街の中でも比較的新しいお店を紹介しました。
多様なお店があるのが商店街のよさですね。
ぷらっとお散歩にどうぞ!

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