明石の魚介を、本格ナポリピッツァで <Pizzeria BEATRICE ピッツェリア ベアトリーチェ>

本格的なナポリピッツァと、明石近海の魚介を使った料理が楽しめるお店「Pizzeria BEATRICE」。
店主の津田浩堂さんは明石市出身。東京の有名店などで約10年間経験を積み、2015年5月に開業した。

ピッツァとの出会いは幼少期にさかのぼる。家族で訪れた赤穂市のイタリア料理店で食べた一枚の焼きたてピッツァ。その香りと食感が忘れられず、「いつか自分もこんなピッツァを焼きたい」という思いが料理人への道につながった。

高温の窯へとピッツァを滑り込ませ、火加減を見極めながら仕上げる。

カラフルなタイルが目をひく薪窯は、イタリア製のオーダーメイド。ナラやカシなどの薪を使い、400度以上の焼成温度をキープ。ピッツァは1枚ずつ丁寧に窯で焼き上げる。

「Pizza ベアトリーチェ(明石タコを使用したオリジナルPizza)」(2,600円)

イタリアの規格に適合した北海道産の小麦を使用したピッツァは、季節限定を含めて30種類以上。店名を冠した「Pizza ベアトリーチェ(明石タコを使用したオリジナルPizza)」(2,600円)は、明石タコ、トマト、ルッコラなどをたっぷりトッピングした贅沢な一枚。高温の薪窯で一気に焼き上げた生地の縁は香ばしく、中はもっちり。燻製モッツァレラのスモーキーな香りとタコの食感が絶妙なハーモニーを奏でる。

店主の津田浩堂さん

開業の地に明石を選んだ理由の一つが、新鮮な魚介だった。魚の棚商店街や漁港に近く、旬の魚が身近に手に入る。タイやコチ、スズキ、タコなどをカルパッチョやアクアパッツァ、トマト煮込みに仕立てる。「イタリアにもタイやイワシ、イカを使った料理があります。これらのメニューは明石の魚とも相性が良くて、素材の良さをそのまま生かすことができるんです」と語る。

「ティラミス」(650円)「エスプレッソ」(380円)
「ババ(リモンツェッロ風)」(650円)

食後のドルチェもすべて店内で手作り。ティラミス(650円)は、コクのあるマスカルポーネと、神戸市西区の太山寺珈琲焙煎室に依頼したオリジナルブレンドで抽出したエスプレッソを使用。ほろ苦い余韻を添える。

ナポリの伝統菓子「ババ(リモンツェッロ風)」(650円)は、レモンシロップをたっぷり含んだしっとりとした生地が思いのほか軽やかで、すっきりとした香りが食後にぴったり。

伝統的なナポリピッツァの製法や文化を守る「真のナポリピッツァ協会」の認定を受ける「Pizzeria BEATRICE」。
津田さんはこのたび2026年9月に、同協会発祥の地・ナポリで開催された「Vera Pizza Champion 2026」の決勝大会に出場した。4年にわたり5大陸で予選が繰り広げられ、世界トップクラスの職人が集結する中「マルゲリータ部門」において世界3位という快挙を成し遂げた。

そんな津田さんが追求し続けるのは、特別な一枚ではない。「毎日食べても飽きない、おいしいピッツァを焼き続けたい」という想いを大切にしている。

店名の「BEATRICE(ベアトリーチェ)」は、ラテン語で「幸福をもたらす人」という意味を持つ。「みんなが集まって、おいしいねと笑いながら食事を楽しめる店になれば」と名付けた。幼い日の感動から始まった津田さんのピッツァ作りは、いま、明石の街で多くの人々の笑顔を生み出している。

※9月8日(火)現在の情報です。

エスコート編集部A
エスコート編集部A

ライターから一言

お店の中にある小物にも注目。津田さんが南イタリアで買い付けたお皿やカトラリースタンドなどが料理に彩りを添えます。お食事はもちろん、お店の雰囲気まで丸ごと楽しんでみてください。

イタリアでは、ピッツァは特別な食べ物ではありません。気軽にふらりと来て、おいしく食べていただけたらと思っています。

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