1921年から養鶏を営む株式会社籠谷(かごたに)の直営ショップ。籠谷は兵庫県内に2カ所の自社養鶏場を持ち、自然豊かなやさしい環境の中で、安全でおいしいたまごを育んできた。よもぎや海藻などのこだわりの飼料から生み出される鶏ふんは、自社農場の堆肥(たいひ)や関連会社の肥料などに使われている。畜産と耕種農業が一体となって循環型農業に取り組み、豊かな農地、豊かな海づくりに繫げてきた。


「yellow」の誕生は2019年7月。「循環型の食の連鎖に配慮した、安心して食べてもらえる商品を発信しようと考えたから」と営業企画部の香川さんは話す。兵庫県産フルーツや野菜などを使ったジェラートと焼菓子、さまざまなたまご製品が並ぶなか、看板商品は養鶏場名が付いた卵、「たまごの郷 奥丹波農場」。旨みとコクの深い味わいが特長で、生食にするとおいしさがより伝わってくる。1個33円のバラ詰め用があり、専用ケースを持った常連客がひっきりなしに訪れている。

「プリンはショップができる前から改良を重ねてきたもの。定番2種のうち『クラシックプリン』は特に力を注いできました」
丹波乳業のノンホモ低温殺菌牛乳を使用し、固めのタイプで、「たまごの郷 奥丹波農場」のおいしさがたっぷりと堪能できる。カラメルの苦味とのバランスもいい。
「とろ〜りプリン」は、クラシックプリンとは対極にあるトロリとした食感が持ち味。2つを食べ比べると、違いが明らかで面白い。テイクアウトのみ各280円。

イートインなら併設のカフェで「プリンセット」(750円)がある。
お好みのプリンとドリンクが選べ、この日はとろ〜りプリンとストロベリージェラート、アイスコーヒーをチョイス。プリンは文字通り口当たりトロリ、味わいはクリーミーで濃厚。ジェラートはあまおうの果肉を加え、甘みと酸味がほどよい。アイスコーヒーは神戸・萩原珈琲の豆を使用、コクとほろ苦さが楽しめる。
ジェラートもイートインでき、2種が味わえる「ダブル」(500円)がおすすめ。
一番人気は「たまごやさんのカスタード」でプリンと同じ材料を使ったもので風味濃厚。定番ではカカオ含有量の高いベルギー産クーベルチュール使用の「チョコレート」、季節限定では旬のフルーツをたっぷり使ったソルベなどから選ぶ。利用は13~16時半。
平日には9時半~11時(L.O. 11:00)で3種のモーニングセットを提供中。

「普段味わいながら食べることが少ない、子どもをもつお母さんたちにもゆっくり過ごしてもらいたいから」と、カフェにはキッズコーナーを設け、トイレにはおむつ交換台も。子どもから年配の方まで、思い思いに楽しめるスペースとして親しまれている。取材に訪れたこの日も、モーニングを囲む親子連れや、卵の専用ケースを手に訪れる常連さんの姿が。キッズスペースで遊ぶ子どもの笑い声とともに、店内が温かな活気に満ちていた。
※2026年5月12日時点の情報です
※価格の変動あり。詳しくは店頭でご確認ください

ライターから一言
2026年1月に高砂店から北へ500mに「yellow yellow」が登場。店内で一つひとつを焼き上げた明石焼き、卵本来のおいしさが味わえるたまごかけご飯、プリンやジェラートなどのデザートもあり、カフェから食事までファミリーで楽しめる。