東経135度日本標準時子午線上に建つ、明石市立天文科学館が2026年7月30日(木)にリニューアルする。同館は「時と宇宙の博物館」として1960年6月10日、時の記念日にオープン。
以来、プラネタリウムやテーマ展示を通して、時と宇宙を楽しみ学ぶ施設として親しまれてきた。
今年5月には登録博物館に認定されている。

半年余りにわたる工事では、空調や照明などの設備を更新して快適な環境が整えられたほか、新たな見どころやお楽しみも登場する。

まずは何といってもプラネタリウム。
ドームスクリーンに星を投影するのは、66年前の開館当時から活躍する投影機。稼働日数は2万日を超え、現役では国内最古、稼働時間も日本一を誇る。
学芸員による伝統の生解説はそのままに、映像を投影するプロジェクターと音響設備を一新。迫力ある最新映像で臨場感を高めた。


投影は1日4~5回あり、1回あたり約45分。その日の夜に見える星空の紹介と期間ごとのテーマに沿ったお話を紹介する。
8月30日(日)までのテーマは「リニューアル・オープン記念 明石発・宇宙の旅2026」。同館を起点に地球を飛び出して宇宙の旅行へと出発する。
週末や学校の長期休業中には子ども向けのプログラム「キッズプラネタリウム」も。
8月1日(土)から8月30日(日)まで「キラリ☆ながれぼしのひみつ」を投影する。
詳しくはホームページで確認を。


生解説を担当する副館長の鈴木康史さんは、「プラネタリウムを楽しんでもらうのはもちろん、家に帰ってから星空を見上げるきっかけになればと思いながら解説しています」と話す。
4階では自分の影で時刻を知ることができる「人間日時計」や、今回新たにセイコーグループ株式会社より寄贈を受けた「セイコークラゲ日時計」などを日時計広場で楽しむことができる。
靴を脱いでゆったり過ごせる「キッズルーム」も充実。入り口壁面の軌道星隊シゴセンジャーと背比べができる身長計のほか、星や宇宙に関する絵本、図鑑、塗り絵なども。授乳室も完備されているので、安心して利用できる。


館内の移動手段はエレベーターと階段の2つ。
3階から14階をつなぐらせん階段(赤)では、全天88星座を50音順にたどる「88星座めぐり」を二次元コードの解説付きで楽しめる。1階~14階をつなぐらせん階段(青)には「宇宙カレンダー」が。 ビッグバンから人類誕生までの約138億年を365日におきかえて、宇宙の歴史をたどりながら移動できる。※4階から13階までは途中で抜けることができないので、利用する際はご注意を。


14階の360度の大パノラマを望む「明石海峡大橋絶景展望台」からの眺めも必見。自撮りスタンドもあるので、絶景を満喫した後は、フォトスポットでとっておきの写真を撮影しよう。

16階の天体観測室では東経135度子午線の真上で星を観察できる。
口径40cmの天体望遠鏡は、月に1回ほどのペースで開催される「天体観望会」にて公開。8月1日(土)にはベガ(織姫星)やアンタレス、アルビレオ(二重星)、8月22日(土)には月やダブルダブルスター(重星)などを観望対象として実施予定。(実施日時、申込方法についてはこちらから)


今回のリニューアルにより、きれいで快適に生まれ変わった天文科学館。これまで以上に見どころが増え、星や宇宙に思いをはせる壮大で美しいひとときを楽しませてくれる。
2026年7月10日(金)現在の情報です。
施設の方からのメッセージ
プラネタリウムはもちろん、展望台からの景色や日時計、漏刻時計など、お届けしたい見どころがたくさんあります。日本標準時子午線上で時と宇宙と人をつなぐミュージアムをたっぷり楽しんでください。


ライターから一言
科学館と聞くとハードルが高いと感じる人もご安心を。天体や宇宙への愛があふれるスタッフの皆さんが大人も子どもも楽しめる仕掛けをたくさん用意して迎えてくれます。