ハンバーガーのおいしさに出会ったアメリカンダイナーを、城下町の路地裏に <ベーカリー燈Lampランプ

きっかけは西海岸の田舎町だった。オーナーの川原龍雄さんは古着店を始めたいと思い立ち渡米。古着を探して町から町へと巡るうちに、町の食堂であるダイナーでハンバーガーたちと出会い、魅了されていく。いつしか、挑戦の舞台は古着店から飲食店へと変わっていった。
パン作りを担当するのは妻の亜弥さん。大阪のベーカリーで経験を積み、地元の姫路で店を持ちたいと考えていた。そんな時、姫路城に近い路地の中にある古民家と巡り合う。古き良きアメリカンダイナーをイメージしながら、スタッフたちと2カ月掛けてリフォームし、2010年4月にオープンした。

塩バター(300円)

ベーグルとの出会いもアメリカ。東海岸のベーグルは中身が詰まったハードタイプだが、西海岸のものは外はカリッと歯応えがあり、その中身はフワフワでありながらもムチッとした食感だった。目指したのは、西海岸のあの味わい。試行錯誤の末、北海道産小麦「はるゆたかブレンド」を「ホシノ天然酵母」で発酵させた自家製酵母にたどり着いた。

同店のベーグルは大きめサイズ。「大きさによって発酵の時間が変わるため、ベーグルは通常の2倍ほどじっくり寝かせています」材料費が高騰する中にあってもコストと手間を惜しまない姿勢に、理想を追い求める強い意気込みを感じた。

奥:きなことこし餡とクリームチーズ(400円)/右:アールグレイとオレンジクリームチーズ(380円)
手前:塩バター(300円)

種類の多さも人気の秘密で、店頭には毎日15種類ほどの商品が並ぶ。そのうち2〜3割は季節ごとに入れ替わり、年間を通して、さまざまなフレーバーを生み出している。
おすすめのベーグルは、生地にしみこんだバターが噛むほどに香る「塩バター」(300円)、ほどよい甘さのクリームチーズがサンドされた「アールグレイとオレンジクリームチーズ」(380円)、しっとりした餡と爽やかなチーズが一体となり、甘いきなこもまとった「きなことこし餡とクリームチーズ」(400円)。

訪れる時間帯ごとに焼き上がりのパンに出会えるのも楽しみのひとつ。ラインアップが一番充実しているのがお昼前。この日はジェノベーゼやジャーマンドッグなどの食事パンが15種類、デニッシュやドーナツなどの菓子パンが12種類だった。

アボカドバーガー(1,350円)/チーズバーガー(1,190円)

イートインスペースでは店頭のパン類をはじめ、ハンバーガーのオーダーもできる。自家製バンズに粗びきビーフ100%のパテを挟んだアメリカンスタイルで約10種類。
1番人気は「チーズバーガー」(1,190円)。熱々のパティとチーズがじわりと溶けあい、噛むほどに濃厚な旨みが広がる。「アボカドバーガー」(1,350円)も好評だ。クリーミーでやわらかなアボカドが肉の旨みをいっそう引き立て、口の中で絶妙に溶け合う。かつてオーナーがアメリカのダイナーで出会い、心を動かされた味が、ここにある。

エスコート編集部
エスコート編集部

ライターから一言

姉妹店「Caféカフェ Solソル」に加え、現在は香寺町にて古民家をリフォームした新店舗を準備中。今夏オープンの予定で、ハード系のパンに力を入れていきたいそう。新たなチャレンジでどんなパンに出会えるか、楽しみですね。

当店はベビーカーでも入店いただけますが、お店の外にも置き場所をご用意しています。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

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