姫路の水とサイフォンで、コーヒー本来のおいしさを体験 <はまもとコーヒー>

1975年に姫路城と駅を結ぶ商店街に店を構えた。モーニングの常連さんから観光客、海外からのお客さんも多く、どの時間帯も賑わっている。
穏やかな明かりに包まれた店内は、中央に大理石のカウンター、壁にはパナマに起任していた叔父からお土産としていただいたモラ刺繡(ししゅう)が。創業した昭和の時代をほうふつとさせる、落ち着いた雰囲気が心地よい。

店主の濵本卓弥さんは二代目。先代から引き継いで30年近くが過ぎた。コーヒーはサイフォンで淹れる。「サイフォンの良さは際立つ香り。コーヒー豆を浸漬抽出することによって香りが立ち、おいしさが整います。サイフォンはヨーロッパ発祥といわれていますが、日本の軟水との相性が良いんです。当店だと姫路・市川水系の水になりますね。加熱の炎が癒やしにもなるのも特長です」。

看板は「はまもとブレンド」(550円)。創業以来、配合は変えていないが、豆の質や湿度、時代の流れなどに合わせながら少しずつ変化を加えてきた。淹れたての一杯を口に含むと、まずすっきりとした味と独特の香りが広がる。冷めると酸味が際立ち、また違った味わいを発見できる。

もう一つのおすすめは、熱帯で栽培されたコーヒーで「日本の四季を感じていただくことができれば」と1991年に登場した「季節のブレンド」(600円)。店主が自ら歳時記を手に命名するそうで、この春は216回目となる「摘草ブレンド」を販売中。グアテマラをベースにして、明るい酸味とすっきりとクリアな後味が感じられるブレンドだそう。
また、最近注目されているのが「グランクリュ」。土壌や木の状態、管理システムなどで選別され、ワインになぞらえた世界各国の特級農園で栽培された上質の単品豆だ。おすすめはマンデリンの一種であっさりとした後味のインドネシア産「ジャンボガヨ」(200g /2,808円)。

はまもとブレンド(550円)/アーモンドとシナモンのハーフ&ハーフトースト(550円)

軽食メニューで人気があるのは姫路のご当地グルメ「アーモンドトースト」(550円)、創業当初からの味わいだ。自家製アーモンドバターは、アーモンドプードルと細かく砕いたアーモンドダイスを練り上げてペースト状にしたもの。トーストに塗り、アーモンドスライスをトッピングして焼き上げる。水分を含んでモチモチしたトーストと、アーモンドスライスのパリパリとした食感が楽しい。
「シナモン・トースト」(550円)のファンも多い。シナモンをたっぷり使用した香り高いトーストで、最近はアメリカからのお客さまに好まれているそうだ。

エスコート編集部
エスコート編集部

ライターから一言

オープンの7時から11時まではモーニングがあります。すべてのドリンクにトースト1/2枚とゆで卵が付くお得なサービスです。
また、月に1回、コーヒー教室を開催。知識豊富な濵本さんが家庭で気軽に楽しめるペーパードリップでの淹れ方を指導されているそうです。1回1時間半〜2時間、参加費2,000円、完全予約制。

コーヒーって本当においしい飲み物なんです。水道の水が飲める世界でも数少ない国、日本ならではのコーヒーの味わいを楽しんでください。

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