オーナーの矢嶋浩司郎さんは神戸・大阪・尼崎で10年の経験を積み、31年前に独立。「小さな子どもが大人になっても思い出に残るパン」をコンセプトに山陽垂水駅近くに店を構えた。店名はフランス語のクリームパン「パン・ド・クレーム」を短縮したもので、開店当初から1番人気なのは「クリームパン」(162円)。なめらかで甘さを抑えたカスタードクリームをたっぷりと包みこんでいる。

デザートで人気を集めるのが「カスタードプリン」(173円)。できるだけ無添加でシンプルにつくろうとレシピに取り組んでいたとき、硬くなりすぎたプリンが出来上がる。
そこで誕生したのが「ぱんプリン」(193円)。サクッとしたデニッシュ生地の上に、牛乳と砂糖と卵だけで作った自家製カスタードプリンを丸ごとトッピング。甘さは控えめ、カラメルソースのほろ苦さも感じられ、思いのほかあっさりとした味わいだ。


20年ほど前に住宅街へ移転した店舗は、山陽垂水駅から坂を10分ほど上ったところにあり、ピンクに彩られた三角屋根が目印。店内では早朝5時から約80種類ものパンが次々と焼かれ、パンが一番出揃うのは10~12時の間だそう。
遠方からのファンも多い「紅茶ブレッド」(1斤302円)は食パンの中で一番人気を集める。アールグレイ茶葉を粉末にして練りこんだもので、焼き上がりが香り高い。サンドイッチなどの食事パンも並ぶ。リーズナブルさも魅力で、地域から愛されるベーカリーとして親しまれている。
※2026年5月12日時点の情報です

ライターから一言
山陽垂水駅北側の商店街の中にも直売店がある。こちらも人気が高く、五色山店で焼き上げたパンが次々と売れていく。営業は10~13時、土曜は11時半まで、日曜休み。